いやあ。熱すぎるWBCが日本優勝という最高の形で幕を閉じましたね。世界中から注目を浴びていた大谷翔平選手は、MVPを獲得し日本代表の顔としてチームを引っ張ってくれましたが、他の選手たちも随所にそれぞれの持ち味を発揮した大会だったと思います。特に私が今回注目した選手は戸郷翔征選手。決勝で見事な継投をしてくれた戸郷選手に海外の有識者も注目しているようです。そんな戸郷選手の経歴や今大会での評価についてまとめてみました。
WBCで躍動！！今大会の戸郷翔征選手の活躍
![WBC]戸郷翔征、運命変えた「サンマリン宮崎」でキャンプ…侍 ...](https://msp.c.yimg.jp/images/v2/FUTi93tXq405grZVGgDqG5aJ3-CrpDb6kob4ArhFjho1jCVt9t1SNnoUx8YTotiqfv_D5v-XJ90y42fCZSr1XPzPPmBiUiNpLopoD6cOzEr06uAI14ChP0W8w4kJgVZ8csTEi2dQfkz425_2_eOZOQCFe_MeLeBfpUaB6ujIR9Cklrh0SVTbNXGIYuI3zwJaJtgrkGvLhfBeZdgl1Jstkg7jhwZciGAv21aI6_u14cA21WRJc-UyjFTmmCJRUeaycBFQqHr4vOlYGLrntu5FBg==/20230222-OYT1I50110-1.jpg?errorImage=false)
出典元：https://www.yomiuri.co.jp/sports/wbc/20230222-OYT1T50166/
戸郷翔征選手は決勝の米国戦の3回表に登板しました。先頭のトラウト選手を追い込む直球の連続から、最後は速球を上回る140キロのフォークボールで空振り三振に仕留めました。大谷選手と同僚の「あの」トラウト選手をいとも簡単に三振に取った様子にネットでは賞賛の嵐でしたね。
また、ゴールドシュミット選手にも同じくフォークで左飛に抑えました。2死からはアレナド、シュワバー選手に連続四球を与えて一、二塁のピンチを背負いましたが、この試合で2回に先取点となる左越えソロを放つなど絶好調のターナー選手を、再びフォークで空振り三振に仕留めました。
逆転直後のイニングを無失点で切り抜け、流れを変えなかった22歳の右腕に日本中が賛辞を送ったことでしょう。
WBCで躍動した戸郷翔征選手の海外の反応
そんな戸郷翔征選手のWBCでのピッチングを海外ではどのような反応をしているのでしょうか。投球分析家のロブ・フリードマン氏は、自身のTwitterで、ショウセイ・トゴウが87マイル（約140km/h）のスプリットで三振を奪ったことを報じ、「意地悪なボールだ」と称賛しました。また、MLB公式サイトのケイシー・ドロッター氏も、「トゴウのこのボールはいやらしい」とツイートし、戸郷の決め球を賞賛しています。
そのほか、戸郷選手について書かれたツイートをまとめてみました。
I warned y’all…best pitching staff in the WBC. 🇯🇵
Shosei Togo wasn’t even in the starting rotation.
— Shawn Spradling (@Shawn_Spradling) March 22, 2023
（日本語訳）
WBCの最高の投手陣は日本だって、言ったよね。戸郷翔征ですら、先発のローテーションに入っていないんだぜ
Shosei Togo putting in work. His pitching has been incredible
— Eli Manny (@Forever_Trillzz) March 22, 2023
（日本語訳）戸郷翔征が素晴らしい投球をしているね。彼の投球は信じられないほど素晴らしいよ。
If Shosei Togo doesn’t have an MLB contract after today. The @Royals missed out
— RoyalBall (@royal_ball) March 22, 2023
（日本語訳）もし戸郷翔征が今日の試合後にMLBの契約を持っていなったら、ロイヤルズはチャンスを逃したことになるだろう。
そのほか、たくさんの「Shosei Togo」に関するツイートが見られました。今回の戸郷翔征選手の評価をまとめながら思いましたが、日本のリーグで活躍している選手が海外でも注目を浴びるようになったということは、日本の野球とアメリカの野球のレベルの差は徐々に小さくなってきているのではないでしょうか。
戸郷翔征の出身や高校は？経歴まとめ
出典元：https://full-count.jp/2023/03/22/post1355137/
主にWBCに関わる戸郷選手についてまとめましたが、最後に彼のプロフィールを簡単にまとめました。
戸郷投手は小学校1年生の時に野球を始め、都城市立妻ヶ丘中学校時代は軟式野球部に所属し、1年生はキャッチャー、2年生からはピッチャーとしてプレーしていました。彼の野球人生の最初のキャリアはキャッチャーだったんですね。
中学卒業後は聖心ウルスラ学園高等学校に進学し、1年生の秋からベンチ入りを果たし、2年生でエースピッチャーを任されるようになりました。あまり野球の強豪校というイメージはない学校ですよね。しかし2年生時の夏には県予選を勝ち抜き、第99回全国高等学校野球選手権大会に出場し、初戦の早稲田佐賀高校戦で完投勝利を挙げましたが、2回戦で聖光学院高校に敗れました。
3年夏の宮崎県大会では、惜しくも準々決勝で日章学園高校に敗れ、2年連続の甲子園出場は叶いませんでした。しかし、8月に宮崎県選抜としてU-18野球日本代表との試合に登板し、6回途中9奪三振を記録してNPB球団からの評価を高めました。
その年のドラフト会議で読売ジャイアンツから6巡目で指名を受け、背番号は68で入団しました。契約金は3,000万円、推定年俸は500万円です。
アーム式と呼ばれる大きな腕の振りから、150キロ台後半の速球を投げ込むのが彼の特徴です。巨人にドラフト6位で指名された後、自身初となる2桁となる12勝を挙げ、最多奪三振のタイトルも獲得し、巨人の若きエース候補として注目されています。ドラフト6位で入った彼がWBCの舞台で堂々と投げたことを考えるとすさまじい成長ぶりがうかがえますね。
まとめ
以上、戸郷翔征に関するまとめでした。今大会でその才能を世界にアピールした戸郷翔征。まだ22歳という若さですので、これからも更に成長していくことが予想されます。今後も、その成長に期待して応援していきたいと思います。
最後にトラウト選手を三振に打ち取ったシーンを張り付けておきますね！！
