2021年に99歳で亡くなられた瀬戸内寂聴さん。晩年は尼さんとして魅力的な笑顔とエネルギーで多くの人々から愛された存在でした。そんな瀬戸内寂聴ですが、若い頃は自由奔放な生活を送ってたそうで。当記事では、そんな彼女の波乱万丈の人生をまとめてみました!
瀬戸内寂聴さんの結婚と離婚と不倫
結婚
瀬戸内寂聴さんは、1942年に東京女子大学在学中に夫の酒井悌とお見合いし、1943年に結婚して夫の任地である北京へ移り住みました。当時戦時中だということもあり、夫とはなかなか会えず瀬戸内寂聴さんは恋文を書くことで幻想的な恋愛を楽しんでいたとのことです。しかし、戦争が終わり帰国後、夫婦関係がうまくいかず、瀬戸内寂聴さんは「本当の会話ができない」と、本を読むことに没頭しました。
2度の不倫
その後、瀬戸内寂聴さんは25歳のときに夫の教え子である21歳の文学少年と不倫関係になり、夫に告白したところ激怒され、瀬戸内寂聴さんと文学少年を引き離す為、家族3人で上京しました。しかし、瀬戸内寂聴さんは文学少年と別れ、京都にいる彼に会いたくて、当時3歳の娘を残して彼のもとへ行きました。しかし、彼は瀬戸内寂聴さんとの別れを選び、事業に失敗して自殺してしまいました。
その後、瀬戸内寂聴さんは夫と離婚し、文学の道に進んでいき、文学同人の先輩である小野仁二郎と不倫関係になりました。小野仁二郎氏は売れない貧乏作家だったため、2人で貧乏旅行をするエピソードが後に瀬戸内寂聴さんの出世作「夏の終わり」に記載されました。
3度目の不倫
瀬戸内寂聴さんの3回目の不倫は またも妻子ある小説家・井上光晴氏。井上光晴さんいは、娘で直木賞作家の井上荒野さんがいることで有名です。 瀬戸内寂聴さんと井上光晴氏との不倫関係は、井上荒野さん5歳〜12歳の7年間 さらに、 井上光晴には他にも女性がいた 井上は言葉を匠に操り、女性を喜ばせるのが得意だった ということもわかっています。 瀬戸内寂聴さんは不倫関係であることに 「良心の呵責に苛まれた」 と話しています。ほんと、凄い人生ですよね。。。
瀬戸内寂聴さんの娘は?
瀬戸内寂聴さんは若い頃に娘さんを捨て、長年にわたり連絡を絶っていました。しかし晩年には、娘さんと復縁し、良好な関係を築くことができたようです。娘さんの名前はみちこさんで、現在は79歳になられているそうです。瀬戸内寂聴さんは、経済的な理由で娘さんを置いて出ていったとされていますが、それでも捨てたことについては批判的な声もあります。ただ、彼女自身は仕事がなかったためにそうしたと話しており、当時の生活の様子などは、我々にとっては想像も出来ないものなので、一方的に批判できるものでもありませんね。
まとめ

出典元:https://bunshun.jp/articles/-/53031https://bunshun.jp/articles/-/53031
瀬戸内寂聴さんの波乱万丈の人生を紹介しました。まさに「波乱万丈」という言葉がぴったりの彼女の人生ですが、その人生観をもとに執筆された数々の書物は、何か新しい示唆を与えてくれるかもしれません。